キハ45車両概要

キハ45について
 キハ45は暖地用の0番台と寒地用の500番台、そして簡易荷物車の600番台が製造されました。この寒地用はエンジンにカバーをつけ電気機器の暖房などがされた程度で、車体や客室に主だった変化は見られず、キハ47のような台車の変更もされていません。簡易荷物車はキハ20系でその効率性が評価され、改造ではなく新製で登場しました。仕切る方法などはキハ20系の場合と同じで、定員は通常車と同じですが、座席定員と立席定員が8名分増減しています。
 0番台が74輌、500番台が22輌、600番台が2輌とキハ20系のような大量増備がされなかったのですが、キハ20系とは違い片運転台の車両の方が多く製造されました。ほぼ全車がJRに承継されましたが新系列車が次々登場し、片運転台や狭いシート、非冷房などが災いして廃車が進み、600番台は1993年に、500番台は1994年、最後の0番台も直方の22が翌年廃車され消滅しました。


性能
全長
全幅
全高
重量
定員
21300mm
2928mm
3925mm
33.0t
124人
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17H×1
180馬力
DT22/TR51
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1966〜69年
98輌
1995年
なし

関連車両
キハ23
キハ53
他系列キハ53