キハ23車両概要

キハ23について

 キハ23では暖地用の0番台33輌と寒地用の500番台21輌が製造され、地方都市に配備されました。この寒地用はエンジンにカバーをつけ電気機器の暖房などがされた程度で、車体や客室に主だった変化は見られず、キハ47のような台車の変更もされていません。
 キハ20系のような大量増備がされなかったため地味な存在でしたが、全車がJRに承継されました。しかし新系列車が次々登場しキハ20が全廃されたころから0番台を中心に廃車が進み、比較的安定していた500番台も1998年ごろから一挙に廃車されました。現在トップナンバーの1と冷房化された520が残っていますが、これらも近いうちに消えてゆくものと思われます。なお、ワンマン化されたJR西日本の車輌は運転台後ろの座席を撤去したため、定員を123名に増やしています。


性能
全長
全幅
全高
重量
定員
21300mm
2928mm
3925mm
34.2t
116人
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17H×1
180馬力
DT22/TR51
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1966〜69年
54輌
現役
なし

関連車両
キハ45
キハ53
他系列キハ53