キハ19車両概要

キハ19について
 キハ19はもともとキハ44200という形式で、キハ44100の中間車でした。このキハ44100とはキハ09と同じ「電気式」を採用した車輌で中距離用を意識した2扉車でした。キハ19もキハ44100と同様2扉車で 登場し、トイレも設置されました。しかし気動車の動力伝達方式が「液体式」に決まると、「電気式」の車輌は一躍整理の対象となり、先頭車のキハ44100が昭和31年にキハユニ44100へ改造されたのを機に「液体式」に改造され、翌昭和32年の称号改正によりキハ19となりました。その後キハ18と同様に中間車として使用されましたが、結局整理され昭和39年中に4輌がキニ16に、最後の1輌も昭和41年にキニ19へと改造され消滅しました。

性能 特記以外は電機式時代のデータ
全長
全幅
全高
重量
定員
20000mm
2728mm
3715mm
33.76t
124人
エンジン・モーター
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17A×1 ※1
MT45×2
150馬力 ※1
45kW×2
DT18/DT18A ※2
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1953年
5輌
1966年
なし
※1液体化に際しDMH17B(160馬力)に換装
※2液体化に際しDT19/TR49に換装

関連車両
キハ09
キハ15
キハユニ16
キニ16・19