キハ18車両概要

キハ18について
 キハ18はキハ17の中間車として誕生しました。これはキハ44100がキハ44200(のちのキハ19)という中間車を持った固定した編成を組んでいたことから、将来長大編成を組むことを視野に入れたものでした。しかし現実には気動車列車の場合編成の組換えが激しく、列車編成も柔軟なものが要求されており、運転台を持たない中間車は特に普通列車を編成を組む上で問題がありわずか31輌で生産は終りました。しかし現在のように1輌や2輌の列車はまだ少なく、非電化の幹線も多かったことからすぐに改造や廃車の対象にはならず、比較的輸送人員の多い路線に配置されてゆきました。けれども昭和40年代後半になり、老朽化が目立ち始めるようになるとその不便さから廃車が始まり、運転台月の車輌より早く姿を消しました。また、改造も1輌がキハニ15になっただけで、残りはすべてキハ18として廃車になっています。

性能
全長
全幅
全高
重量
定員
20000mm
2728mm
3710mm
27.7〜29.1t
88人※1
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17B×1※2
160馬力※2
DT19/TR49
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1954年
31輌
1979年
なし
※1 16以降は108人 ※2のちにDMH17C(180馬力)に換装

関連車両
キハ16
キハ17
キロハ18
キハ11