キハ11車両概要

キハ11について
 キハ11はキハ17を両運転台車とした車輌で、トイレの位置は運転台の後ろになっています。キハ11では北海道向けとした車輌が初めて登場し、100番台で区別されました。この100番台ではエンジンや放熱器にカバーがつけられ、屋根上のタイフォンにも防雪カバーがつけられました。また、乗降扉の下にある明かり窓も防寒上からなくなっています。この100番台とキハ11・0番台の一部は北海道に配置されましたが、防寒が十分ではなくキハ12や20系のキハ21・22が登場すると本州へ移りました。本州へ移ったあと100番台は特徴であった防寒カバーを撤去され、弘前と三次に配置されました。
 その後キユニ11に3輌が改造されたほか、茨城交通や津軽鉄道などに譲渡され、その姿は佐久間レールパークや新たに開館する交通博物館で保存されています。  (なお、キハ11の場合、旧番と新番に少しずれがあります)
旧キハ48000〜48015
新キハ11-1〜16
旧キハ48016〜48026
新キハ11-101〜111
旧キハ48027〜48073
新キハ11-17〜63


性能
全長
全幅
全高
重量
定員
20000mm
2758mm
3710mm
30.6〜31.8t
88人
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17B×1※
160馬力※
DT19/TR49
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1955〜56年
74輌
1980年
あり
※のちにDMH17C(180馬力)に換装

関連車両
キハ10
キハ12
キユニ11
キハ17