キユニ17車両概要

キユニ17について
 気動車時代の幕開けを告げたキハ17系も、徹底した軽量構造と小さな車体のため昭和40年代にはいる頃から老朽化が目立ち始めました。そこで郵便荷物車へ改造がされることになりキユニ17が誕生することとなったのです。
 改造は車体中央の排気管を境にして前側を郵便室、後ろ側を荷物室として、郵便室には1200mmの、荷物室には1800mmの両開き扉を新たに設け、前側の乗降扉は埋められました。後ろ側の乗降扉は車掌事務室用の乗降口として利用するために残されました。昭和41年に2輌が改造されましたが、翌昭和42年に改造された車輌は荷物室を拡大し、荷重を5tに増やしたため車掌事務室は狭くなり、もともとの乗降扉は撤去され、かわりに運転台に使用されている500mmの開き戸が設置されました。窓はほとんどが埋められ、特に郵便室では運転席の後ろ1ヶ所だけにあったのみでしたので最後の19では明かり取りの窓が追加されました。


性能
全長
全幅
全高
重量
荷重
20000mm
2728mm
3710mm
33.1t
郵便3t荷物5t※1
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17C×1
180馬力
DT19/TR49
あり
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1966〜70年
11輌
1982年
なし
※1 1・2は荷物4t ※2のちにDMH17C(180馬力)に換装

関連車両
キハ17
キニ17
キハ11