キハ36車両概要

キハ36について
 キハ35のトイレをなくすとこのキハ36になるのですが、その数は圧倒的に少なく、系列で最も仲間が少なく目立たない存在でした。その理由として35+36というユニットで使用することを想定していなかったこと、キハ36のかわりにキハ30を使用したことなどが考えられますが、詳細は不明です。キハ35ではトイレの前は座席の方向が異なっていましたが、キハ36ではキハ30同様オールロングシートとなっています。
 キハ35と30がJRに継承されたのに対してキハ36は国鉄末期の時点でわずかに残っていたにすぎず、国鉄とともに消えてゆきました。しかし、関東鉄道に他の系列とともに譲渡され、現在も2輌が活躍していますが、譲渡されたキハ35もトイレをはずして実質キハ36となっているのは何か因縁じみたものを感じます。


性能
全長
全幅
全高
重量
定員
20000mm
2929mm
3945mm
31.0t
136人
エンジン
出力
台車(動台車/従台車)
便所
デッキ
DMH17H×1
180馬力
DT22/TR51
なし
なし
製造期間
製造輌数
消滅年
保存
1962年のみ
49輌
1987年 (私鉄で現役)
なし

関連車両
キハ30
キハ35