配置例をあげる前に、配置例で使用する信号機の記号を左にあげておきます。出発信号機と場内信号機の違い(腕木の
長さの違い)は省略しています。配置されている状態を再現するため、それぞれの信号機を進行方向に対して倒しています。
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@ スプリングポイントなど、ある一定の方向のみにしか侵入できない駅の配置例です。遠方信号・場内信号・出発信号
が上下に1ヶ所ずつとなっています。ここでは通過信号もつけていますが、通過列車のない路線では通過信号はありません。
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A 2線ある両方に進入できるパターンの駅の場合はこのようになります。Y字分岐など、明確な通過線が設定されていない
駅などで見られる配置です。遠方信号は同じですが、場内信号機が2つあり、出発信号機も各線に設置されています。なお、
ここでは場内信号機を上下2段としましたが、2本の信号機が立っている場合も十分考えられます。
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B 線路の一方が通過線として設定されている駅の場合です。Aのパターンに通過信号を付け加えたものですが、この
場合は必ず場内信号は2本の信号機となります。また、通過信号機は通過線の場内信号機に取り付けられます。もちろん、
色灯式信号機と同様に本線側の信号機と待避線側の信号機とで高さに差を付けて進路を区別できるようにしています。
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C 駅の配線が増えると信号機の数もどっと増えます。ここでは3線になりましたが、信号機の数が目に見えて増えて
います。場内信号機は本線に通過信号機を付け、その左側には左側線のものを立てています。右側線の信号機に関しては
線路の右側に立てることも多くありました。さらに進入線路の数が増えると2段の場内信号機や出発信号機が何列も立ち並ぶ
すさまじい光景となることもありました。こうした場合になると信号機の「やぐら」が立てられることが多くなります。
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