気動車の中にはある特殊な目的のため非常に少ない数しか製作されなかったものがあります。このページではそのような少数派の車輌の履歴を集めています。古い車輌が多く、画像をここで紹介できないのが残念ですが、強い個性の車輌が多く、これらの気動車の形式を言ってどのようにものか即答できればもう立派な気動車博士と言える(?)でしょう。それだけマニアックなものになっています。
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キハ60・キロ60とキハ90・91キサロ90は新たなシステムの研究用に作られた試作車です。おもに気動車の心臓部である新型エンジンの実用化を前提とした試作車輌ですが、台車や変速機といった走行部や、客室設備にかかわる部分にも試作的要素が多い車輌です。
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キハ08・09とキクハ45・キサハ45は元祖客車改造気動車です。現在では50系を改造したキハ33をはじめキハ141,142,143とキクハ144といった車輌があり、廃車になった車輌では12系客車を改造したキサハ34がありました。しかしキハ08をはじめとするこのグループは50系のような軽量化された客車ではなく、いわゆる旧型客車がベースとなっているため車体重量の重い車輌となりました。けれども当時はこういった車輌が登場するほど気動車の需要が高く、そして気動車の存在が評価され始めた時代でもあったのです。
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事業用車とは信号や架線の状態を検査する車輌のほか、電化工事のために改造された作業車や乗務員の訓練車もあります。 現在「キヤ」という形式の車輌といえば架線・信号計測車のキヤ190・191などを連想される方も多いと思いますが、盛岡には訓練車のキヤ28がいますし、廃車となったものでは電化工事用に改造され、もはや気動車の原型をとどめていないようなキヤ90・91がありました。また、キヤ92はキヤ190・191など検測車のさきがけという車輌で、外観に特徴のある車輌でした。 |
キワ90は貨物用の気動車です。貨物合理化のために開発され、自車に貨物を積み込むだけでなく、貨車を数輌牽引できるよう設計され、そのぶん車体長は短くなりワム級貨車より少し長い程度しかありませんでした。
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キロ60・キハ60 | キハ90・91・キサロ90 | |
キハ08・09 (旧キハ40・45) キクハ45キサハ45 |
事業用車 キヤ90・91・92 キヤ190・191・28 |
キワ90 |
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