JRの気動車

 1987年 (昭和62年) 4月1日、日本国有鉄道は7つの会社に分割・民営化され、のちにJRと呼ばれることになる民営化会社が 新たな一歩を歩み始めました。鉄道車輌においても民営化直前から国鉄のイメージを払拭するような斬新な車輌が登場するように なり、民営化から数年も経つ頃には各企業の独自色も出てくるようになりました。これは電車だけでなく気動車も同じで、 スマートな車体によるイメージアップだけではなく、車輌性能自体の向上もあって国鉄時代の気動車のイメージを脱却するものと なりました。一方、国鉄末期に第3セクター化された旧国鉄線と同じ車輌が登場することもあり、コストダウンや運用・保守の点 でも配慮がされました。しかしながら一部の第3セクター路線のように独自性の強い車輌は高性能・低コスト化の点であまり存在 しませんが、各社の経営状況や経営方針などが色濃く出ているのがわかります。また、一般型気動車ではキハ54を最後に2社以上で 共通の形式を使用することがなくなったこともJR気動車の特徴と言えます。近年では環境問題を重視する車輌も登場し、世界初の ハイブリッド車輌まで登場しており、今後の技術革新には注目が集まっています。また、いずれは「電車」と「気動車」の垣根が より一層薄れてゆくものと思われます。

JR北海道
キハ54   キハ130   キハ150・160   キハ141  
キハ142   キハ143   キサハ144   キハ201  
JR東日本
キハ110   キハ111   キハ112   キハ100  
キハ101   キハE130   キハE131   キハE132  
キハE200   事業用車  
JR東海
キハ11   キハ75   キヤ95・キサヤ94  
JR西日本
キハ33   キサハ34   キハ120   キハ126  
キハ121   キヤ141・キクヤ142  
JR四国
キハ32   キハ54   1000系   キクハ32  
JR九州
キハ31   キハ200   キハ220   キハ125  
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