キハ20-321

 国鉄色に戻った水島臨海鉄道キハ205こと、キハ20-321です。窓枠もクリーム色になっているのがちょっと...です。 けれども外観上はよく原型を持っており、貴重な1輌です。

 もとトイレ側のヘッドライトは103系タイプのものになっています。ただし、これがもともとのものなのか、水島に来てから 交換されたものかはわかりません。

 車内はほぼ原形を保っていますが、トイレは撤去されています。また、助士席側の後ろも仕切りが設置されています。
 水島のキハ20にはちょっとした特徴があります。通常ドアの操作は運転台にあるドアスイッチで行いますが、水島の場合は 運転台のほか、ドア横にもドアスイッチとブザーが設置されています。無人駅がほとんどの同鉄道では、ツーマン列車のキハ20 を使用する場合、車掌は忙しく動き回ります。その手間を省くためにドアスイッチが多く取り付けられています。

 なお、ドアスイッチの下にボーッと光っているのは、ステップのライトが映っているためです。