キハ03-1


 小樽交通記念館に保存されているキハ03-1です。廃車後に旭川工場で保管され、前身の北海道鉄道記念館開業時に屋外展示されていました。現在の小樽交通記念館の開館にあわせて手宮機関庫へ保存場所を移動しましたが、機関庫の老朽化のため見学が不可能となりました。また、小樽交通記念館自体も諸般の事情から現在休館中となっています。 なお、この塗装は登場時の赤2号+クリーム4号です。


 車内の高さは低く、「レールバス」と呼ばれる理由がよくわかります。座席も簡素なつくりでビニール張りとなっています。床は木製となっていますが、これは保温のためで、キハ03のみの仕様となっています。


 キハ03の運転台です。鉄道らしい運転機器と言えばブレーキ弁ぐらいでマスコンは無く、力行は足元のアクセルペダル(右側)で行ないます。左のペダルがクラッチで、右下にあるシフトレバーと一緒に操作します。いろいろな部品がバス用のものであることがよくわかります。