今後の更新について

 まずは、7月の更新をお休みさせていただいたことについてお詫びいたします。これは本題にもつながることもあるのですが、 ほかにも猛暑の影響もあり、作業効率 (要は気力が...) が上がらなかったためです。

 言い訳はそれぐらいにして...

 これまでしばらくは履歴の空白を埋める作業として、各年度の車輛配置を調査することでから「年度単位」の移動という形で埋めてきました。 ところが7月に75年度の動きを調べていたところ、極端に少なくなってしまいました。あまりにも少なかったため追加で76年度分も 調べようと思いましたが、その元となる基礎資料の作成もしなくてはならず、時間がかかるため7月分の更新を見送り、 8月にまとめて更新をしようと考えました。ただ、この更新数の極端な減少は転属の空白がなくなっていること、言うなれば履歴が 完成に近づいていることでもあるのです。それは喜ばしいことである一方、調査量に対して更新数が少なくなっていくということでも あるのです。実際、76年度分とそれによってついでに判明する77年度分の空白の履歴を調べてみると、75年度分よりも76年度・77年度 あわせた履歴の数の方が少なかったのです。細かい履歴の調査は鉄道雑誌に掲載されていた「車輛の動き」などをもとにしていますが、 74年ぐらいまでは各誌で内容や時期に若干の差があったため、履歴の空白が比較的存在していました。けれども75年に入ると各誌で発表される 内容はほぼ同一となり、多少の誤植があったとしても履歴の空白はあまりなかったのです。また、このあたりから同じ年月の号でも 数社分購入し調査したことも多くなり、たとえ漏れた履歴があっても他誌で補完できるようになっていました。こうしたことも履歴の空白が 減少している理由となります。
 さらに当資料室の履歴表はおよそ5年区切りで定点配置を表示しており、定点ポイントに達した時に その期間の表示を整理しているため、そこからわかる空白やそれ以前の入力漏れなどが見つかる場合があります。今回の更新は それらもすべて合わせたものとなっていますが、この程度の数となっています。今回の更新が赤字 (履歴の訂正) が多いのもこのためです。

 これは一時的なものではなく、今後もずっと続くものとなりますので、今後の更新数はかなり少なくなるか、場合によっては 更新をお休みさせていただくかもしれません。決してサボっているワケではございませんので、何卒ご理解お願いいたします。 なお、この方式の履歴調査が完了した後のことはまだ未定ですので、国鉄からJRとなった86年度の履歴調査終了後にまた改めて ご報告いたします。
きはゆに資料室長