まことに勝手ながら、きはゆに資料室の11月分の更新を、本館・別館ともに休止させていただきます。別に体調不良によるものといった大袈裟なものではございません。当資料室の中枢(?)であるパソコン氏がいよいよヤバい状態となってきまして、世代交代をしようかということなのです。つきましては新たに迎えるパソコン氏の習熟訓練のため、すこしばかりお休みをいただこうということなのです。なにぶん現在のPC氏はもうすぐ6年目。一般的なパソコンの寿命を少しばかり過ぎています(と思うのですが...)。まぁ、室長の過酷な使用に耐えかねて、ということも大いにあるのですが...。当時最先端だった現PC氏も、いろいろな部分で現在では性能が劣り、いかなる格安パソコンにも劣るような状態と言っても過言ではないでしょう。それに加えて酷使、故障、経年劣化...。近年では使用時にちょっとしたコツが必要になってきました。最悪の事態の前にバトンタッチをさせる必要があると判断し、このような運びとなりました。 このようなことはもちろん鉄道でも発生しています。もちろん鉄道の場合はもっと長い年月で行なわれ、一般的な寿命よりも長生きするものも少なくありません。ただ、近年では経年劣化や酷使ではなく、性能低下や省エネの観点から廃車される場合も多く、アスベストやATSもからみ、その廃車計画理由も複雑になっています。たとえばJR東日本で大量廃車となった103系や113系などは、個々の車輌の車齢などを見ると一般的な寿命を少し下回る程度で廃車となっている場合もあります。JR西日本のように、もっと古い車齢の車輌を改造などでやりくりしていることに比べれば、まだ恵まれているはずです。しかし比較的若いJR東日本の車輌も、初老のJR西日本の車輌も、結局のところ基本的な設計は同じ訳であり、モーターなどの電気機器も若干変更はしていてもほとんど消費電力などの性能は変わっていないのです。そうなれば車齢が若くても、エネルギー効率がいい車輌に置き換えたほうが得策 (それだけのカネがなければ話になりませんが) となるのでしょう。また、メンテナンスの面でも、技術者の経験やカンを必要とするものより、パーツを交換すればだれでもできるほうが善しとされる傾向がさらに後押しします。一般の利用客にしても新しい車輌であれば多少はいい気分になるはずです。単純に何年走ったから廃車、というのではなく、様々な要素がからんだうえで決定されてゆくのだと、こういう機会にしみじみと感じます。 次回更新は12月に入ってからとなりますが、更新の量に関しましてはあまり期待しないで下さい。何となくお気づきかもしれませんが、当資料室、ややネタ切れの状態となっております。正直なところ、開設当初に飛ばしすぎました。特に気動車の履歴に関してはほぼ出尽くしております。ゆえに空欄 (特に古い時代のもの) が埋まるのはかなり難しくなっています。ご覧の皆様には大変申し訳ありませんがご理解の程よろしくお願いいたします。なお、次回12月の更新では開設3周年記念プレゼントクイズを実施、またはその予告号となります。昨年からの持ち越し品のほか、新アイテムももちろん用意しておりますので、皆様ふるってご参加下さい (なるべく品物をお持ち帰りできるようにするつもりです)。 最後になりましたが、現在公開しているページ (本館・別館とも) については11月も問題なく閲覧はできます。ただし、当資料室へのお問い合わせ等につきましては、このような状況から必ずご返事できるとは保証できません。メール、および資料室のチェックはこまめにしますが、引越し作業等もございますのでそれに対するご返答はかなり遅れる可能性もございます。もしご連絡いただく場合はこの点をご了承下さいませ。 |
きはゆに室長 |