今回の2周年記念プレゼントクイズの賞品に「街並みコレクション第4弾」のいくつかを出しました。鉄道模型をされていない方ならばこれがどういうものかご存知ではないでしょう。その説明、というわけではないのですが、今回はこの「街並みコレクション」について書きたいと思います。 この街並みコレクションとは鉄道模型を作っているトミーテック(トミーの子会社)が出したNゲージサイズの建物模型で、いくつか種類があるものの、その中身はわからない(選べない)シークレット賞品となっています。チョコエッグなどの「食玩」とほぼ同じですが、こちらはお菓子(食品)がない純然たる「おもちゃ」となっています。同類のシリーズとして、同社からは「バスコレクション」、「カーコレクション」「トラックコレクション」「鉄道コレクション」などがあり、それぞれバス、乗用車、トラック、鉄道車輌などが「当てもの」の状態で発売されています。各コレクションは第×弾というバージョン(?)がつけられ、その都度賞品内容も変わってゆきます。この街並みコレクションの場合では第4弾は「駅前編」として駅舎、ホーム、交番&詰所、バス車庫、タクシー営業所、日通営業所などがあり、それらも塗装や看板などで2パターンが作られ、計12種類あります。また、第3弾は「横丁編」として商店街の店舗が、第2弾は「住宅編」として各種住宅や角店、医院がありました。いずれも定価が360〜460円と鉄道模型としては安く、出来もそこそこなので集め出すと結構ハマる商品です。実際、私も第3弾を買ってみたところ結構出来がよく、数個買ううちにそれなりの街並みが出来てきたため、すでに店頭から消えていた第2弾を通販で買い、続いて登場した第4弾をこつこつ買ってきたのでした。そしてこの第4弾で街並みコレクションの呪縛にかかってしまったのです。 中身は見えないものの、この街並みコレクションの場合は表示されている以外の隠し商品(いわゆるシークレット商品)がないため、12個1ケースで買えば一応全ての種類を手に入れることが出来ます。ただし基本的に同じ建物が2つあることにはかわりなく、あまり需要のないものであれば単なる厄介物となってしまいます。賢い方であればこの方法が最も確実に安く集められるということがわかるのでしょうけれど、悲しいことに人間には「より安く集めたい」とか「自分の欲しいものしかいらない」という欲があります。そしてひたすら自分が納得するまで買い続けることになるのです。私も資金を低く押さえるため1個ずつ買っていました。けれど各種1個ずつとはいかず、ある程度のダブリが出てきました。そこで考えたのが「トラックコレクション」のときに発見したモノ自体の大きさの違いです。トラックコレクションでは大型トラックと中型トラックがあり、模型自体はパッケージで固定されているため外からその大きさを判別することは出来ないのですが、空きスペースの多い中型車では同封されている説明書がカタカタ動き、その音で判断が出来ました。街並みコレクションでは説明書を動かしてその大きさを判断することは出来なかったのですが、各種の重さは読みどおりそれぞれ異なっていました。それぞれの重さは軽い順からタクシー(55g)バス(55g)日通(60g)交番(62-65g)ホーム(63g)駅(70g)となっており、最大で15gの差があることがわかりました。けれども牛丼の盛りつけプロならばいざ知らず、何の訓練もしていない者がこの微妙な重さを判断できる訳もなく、全ての商品をもって重い軽いを判断するほかないのです。しかも悲しいことに一番重い、一番軽いはある程度わかっても中間域ではほとんど無力のうえ、無意識のうちに重いものを選ぶ傾向にあるようです(私だけ?!)。その結果トータルで2ケース分の量を買ってしまうハメとなってしまいました。こういう経緯で2周年記念プレゼントクイズの賞品は作られていったのです。たとえ作りが悪くなくても、駅舎が8つもあっても...。よほど広いレイアウトを作っているのであれば問題はないのかもしれないのですが。 |
きはゆに室長 |