10月8日に行われた苗穂工場などの公開イベントについてレポートいたします。 「鉄道の日」のイベントの一環となっている一般公開で、苗穂工場・苗穂運転所とともに、社員研修センターを含めた計3施設が公開され、あいにくの天候にもかかわらず多くの家族連れや鉄道ファンでせ賑わいました。今回の公開では鉄道部品の販売はなく、複製品などの鉄道グッズやカード類の販売にとどまっていました。 なお、当日の気温は朝方は14度、日中は20度程度で、関東以西からお越しの方は服装にご注意ください。 苗穂運転所では車輌の展示と転車台体験、そしてDE15の運転台体験乗車が行われました。展示車輌はクリスタルエキスプレス(4連)で、休憩車輌としてキハ40-301ほか3輌が使われ、入庫している苗穂所属の車輌も間近に見ることができました。転車台体験はキハ40に乗って苗穂運転所のはずれにある転車台へ行き、回転する転車台を体験するものでした。この体験に使用されたのはキハ40-333で、方向幕は「学研都市線」となっていました。DE15の体験乗車はキャブ内に10名ほどが乗車し、電子ホーンによる発車の合図で100mほど構内を進み停車。通常の汽笛によって乗車口に戻るというものでした。使用されたのはDE15-2515で、ラッセル部分ははずした状態で運転されました。めったにない体験とあって、転車台体験とともに運転所での人気イベントとなっていました。ほかにも軌道自転車やミニクリスタルエキスプレス運転もありました。 苗穂工場は歴史が古いだけあり、レンガ造りの建物も多く残っていました。歴史が古いだけでなく、かつて「国鉄工場で作れないものはない」と言われたことを感じされられる充実振りでした。業務体験は車体吊り上げ、ロングレール溶接、鋳造品工作などありましたが、特に注目をあびていたのがDMVの体験乗車でした。2回の運転が行われ、整理券が配布されましたがすぐになくなる盛況ぶり。一部のニュースでも紹介されていました。体験運転ほかにもありました。保存されているC62でも行われ、DLに牽かれたC62と客車代用のキハ480が構内を動いていました。また、保線車輌に乗る体験乗車も行われていました。苗穂工場にはD51とキハニ5005が保存されており、こちらも見ることができるようになっていました。苗穂工場内には鉄道技術館というものがあり、ここには技術的な展示物のほか、キハ82とアルコン(キハ59)の運転台部分が保存されています。ほかにもHOゲージの鉄道模型やこれよりも大きい模型車輌、機関車などのナンバープレートや記念切符や記念カードが展示されており、子供から大人まで楽しめる内容となっていました。JR貨物の展示スペースもあり、実物の大型コンテナを使って鉄道貨物の効果(環境面・経済面)のアピールし、ポスターの配布なども行われていました。 研修センターは社員の研修のための施設で、苗穂工場から少し離れた場所にあります。公開されていたのは楽しむことができる施設がある「実習館」で、運転シミュレーターや信号・踏切などの保安機器の展示、軌道自転車の体験乗車のほか、社員によるNゲージの大形模型の運転会もありました。 下にいくつかの画像も用意しておりますので、詳しくはこちらをご覧下さい。各画像にはその画像に関する説明やコメントもありますので、クリックしてみてください。 |
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きはゆに室長 |