特定区間とされるもののうち、主要区間や乗降の多いベッドタウン駅を中心に比較してみました。色がついているのが安い料金(勝ち)になります。主に徒歩圏内で移動できる駅を選んでいますが、駅が隣接していない場合は、それに相当する近辺の駅で比較しています。「通常料金」とはその区間が特定区間料金に指定されなかった場合の料金です。「私鉄との料金差」はJR使用時の得をする金額で、△はマイナス(損失額)です。参考として、JR東日本管内の特定区間料金もあげています。
区間 特定区間
料金
通常料金 私鉄料金 私鉄との
料金差
備考
大阪〜京都 540 690 390 △ 150 私鉄は梅田-河原町
大阪〜向日町 540 620 360 △ 180 私鉄は梅田-東向日
大阪〜高槻 250 380 270 20
大阪〜三ノ宮 390 540 310 △ 80 私鉄は阪急阪神同じ
大阪〜宝塚 320 480 270 △ 50
大阪〜中山寺 320 400 270 △ 50
京都〜三ノ宮 1050 1210 600 △ 450
京都〜奈良 690 740 610 △ 80
京都〜新田 280 320 340 60 私鉄は京都-大久保
尼崎〜神戸 390 450 400 10 私鉄は阪神と
神戸高速鉄道の合算
天王寺〜和歌山 830 1050 850 20 私鉄は
新今宮-和歌山市
堺市〜和歌山 830 890 810 △ 20
参考
新宿〜八王子 460 620 350 △ 110
新宿〜拝島 450 540 420 △ 30
上野〜成田 890 1110 810 △ 80
渋谷〜横浜 380 450 260 △ 120
品川〜横浜 280 380 290 10
品川〜久里浜 890 1050 760 △ 130
 現在はこのように差が縮まっていますが、JRに移行する直前の1986年3月はこのようになっていました。このころはまだ私鉄の料金に太刀打ちできなかったのです。現在の差額と19年前の差額を比較したとき、その差額の縮まりは右端のようになっています。
区間 特定区間
料金
通常料金 私鉄料金 私鉄との
料金差
差額の縮まり
(現差額-86年差額)
大阪〜京都 510 660 300 △ 210 60
大阪〜向日町 510 590 260 △ 250 70
大阪〜高槻 240 360 210 △ 30 50
大阪〜三ノ宮 380 510 230 △ 150 70
大阪〜宝塚 310 460 210 △ 100 50
大阪〜中山寺 310 380 210 △ 100 50
京都〜奈良 660 700 430 △ 230 150
京都〜新田 270 300 190 △ 80 140
尼崎〜神戸 380 430 270 △ 110 120
天王寺〜和歌山 800 1000 660 △ 140 160
堺市〜和歌山 800 850 620 △ 180 160

 通常の運賃ではまだ私鉄に勝てない区間がありましたが、これが定期料金になるとJRが大勝します。なお、定期運賃は通勤6ヶ月で比較しています。
区間 JR定期料金 私鉄定期料金 定期料金差額
大阪〜京都 77110 81380 4270
大阪〜向日町 77110 72310 △ 4800
大阪〜高槻 36290 57510 21220
大阪〜三ノ宮 57450 67400 9950
大阪〜宝塚 46870 59460 12590
大阪〜中山寺 46870 56490 9620
京都〜三ノ宮 151200 100550 △ 50650
京都〜奈良 99790 108170 8380
京都〜新田 40820 62210 21390
尼崎〜神戸 57450 88570 31120
天王寺〜和歌山 120960 134140 13180
堺市〜和歌山 120960 129770 8810
参考
新宿〜八王子 66530 71230 4700
新宿〜拝島 65020 85380 20360
上野〜成田 128520 118370 △ 10150
渋谷〜横浜 54440 51680 △ 2760
品川〜横浜 39310 60810 21500
品川〜久里浜 128520 112220 △ 16300

特定区間以外を見てみると通常料金では五分五分、定期では大部分が競合私鉄より安くなっています。(宝塚〜京橋の私鉄料金は阪急→JR環状線の、尼崎〜京都は阪神→阪急の料金です)
区間 通常料金 私鉄料金 私鉄との差 JR定期 私鉄定期 私鉄との差
大阪〜長岡京 540 360 △ 180 77110 69390 △ 7720
大阪〜茨木 210 260 50 30240 52550 22310
大阪〜吹田 170 220 50 24190 42070 17880
大阪〜尼崎 170 230 60 24190 42880 18690
大阪〜川西池田 320 260 △ 60 45360 52550 7190
京都〜向日町 170 220 50 24190 43740 19550
京都〜長岡京 210 220 10 30240 48010 17770
京都〜高槻 380 270 △ 110 54440 59460 5020
京都〜茨木 450 310 △ 140 65020 65450 430
京都〜吹田 540 390 △ 150 89210 77870 △ 11340
京都〜尼崎 890 620 △ 270 120720 124260 3540
京都(七条)〜宇治 230 300 70 33260 61020 27760
宝塚〜三ノ宮 740 270 △ 470 105840 84840 △ 21000
宝塚〜高槻 820 360 △ 460 117940 77010 △ 40930
宝塚〜京都 1110 510 △ 600 160270 95910 △ 64360
宝塚〜京橋 480 430 △ 50 81650 82140 490
天王寺〜柏原 210 390 180 30240 75170 44930

 このように比較すると私鉄とJRの料金差は確実に縮まりつつあり、定期では計算方法の違いによってJRが大勝しているところが多くなってきています。JRは遠距離になるほど私鉄との差が大きくなる傾向がありますが、関西の競合する私鉄では1社でそれほど距離のある会社は少なく、スピードとの比較で私鉄が負けるようです。

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