売れ行き絶好調のキハ55系ですが、このキハ55系について模型製作の観点から気になる点を少しまとめてみました。 |
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キハ55 (2006-5-6補追) このページを作成した当時は手元にキハ55のキットがなく、解説に何と書かれているかわからない状態でした。買ってみて ビックリ。ちゃんと3次車としてモデル化されていることが書かれており、細かい特徴である車体後部の丸みや台車についても 言及されていました。したがって以下の文章は単なる参考として下さい。また、ついでと言ってはなんなのですが、キハ55-2に ついて少し説明を追加しておきます。 キハ55-2は前面窓が事故によって前面が大破し、復旧工事が行われました。これによって前面窓は大型になり、車体後部の丸みも 3次車以降と同様になくなりました。台車もDT22となり、通風器も4次車以降に採用された両方向のものになっていました。 ヘッドライトに関しては2灯のシールドビームとなっていました。また、四国車独特の前面補強バンパーが車体前面下について います。けれどタイフォンは原型のまま屋根上に1つ設置されたままで、2次車以降埋め込まれた縦雨樋もそのままとなっています。 タブレットキャッチャーも台座を含めて取り付けられていません。塗装は廃車時まで急行色となっており、首都圏色にはなって いません。 キハ55は4種類の車輌があり、今回模型化されたのは3次車と4次車です。4次車とは1段窓の車輌でこちらは特にコメントすること もないのですが、バス窓の車輌は特に車番選びでは注意が必要です。 1次車は1〜5で、前面窓が小さくヘッドライトの両脇にはタイフォンがないことが大きな特徴となっています。さすがに目立つ 特徴ですのでこの車番を選ぶ方はないと思います。 2次車は6〜15で、特徴は台車がDT19であることと車体後部が完全な切妻ではなく車体の端に丸みがつけられている点です。この 2点の特徴は1次車も共通です。1次車や2次車のなかには台車をDT22に取り替えたものもありますが、車体後部の丸みを再現しないと この番号を選べません。 3次車が模型化されたバス窓の車輌です。車体後部は完全な切妻となり、台車がDT22となりました。台車をキハ17系のDT19に 取り替えて2次車とされた方、残念ながらこのような理由から2次車とは成りきれていません。 4次車については特に模型に関してツッコミを入れる特徴的な部分はない(個々の車輌についてはありますが)ため、説明は省略 致します。 バス窓車に用意されているインレタは16、18、21、27、33、34、43、46となっており、これらを選ぶ分には問題は発生しません。 |
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キロハ25 キロハ25の1〜5は2等室部分の窓がバス窓となっています。モデルは1段窓なので車番は6〜15となります。同封のインレタですが、 キロハ25については6、11、12、15と問題はないのですが、格下げとなったあとのキハ26-300番台では302、307、310、313となって おり、302はバス窓なので使うことはできません。キロハ25もキロ25も格下げ後の車番は、元の車番に300または400を加えただけ です。 |
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キユニ26 この形式は改造車であるため、模型化に関しては実にシビアな部分があります。そもそも今回発売されたキユニ26はキハ26-300番 台(キロハ25からの改造車)を改造したものであるうえ、キロハ25の項で述べたように、旧2等車部分の窓がバス窓と1段窓の車輌が あるため「キユニ26」としての車番はごく限られてしまいます。 模型はキハ26-300番台の1段窓車を改造した車輌としているため、これに該当する車番は4、5、7、8、10〜13と17の9輌となり ます。模型に付属するインレタでは5、7、10、12が用意され問題はないようになっていますが、実は模型キットをそのまま キユニ26-10とすることはできないのです。 このキユニ26-10は一般色で模型の急行色ではないのです。キユニ26には急行色のほかに一般色で塗装された車輌があり、1980年 以降になるといずれも首都圏色となってゆきました。以下に模型該当車輌のなかで、私が確認した車輌の塗装とその年、その他 特徴についてまとめてみました。
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実に細かいことまで書いてみましたが、大切なのは楽しむことです。実際に配置されていたように車輌を集め改造するのも結構、車番を気にせずとにかく集めて気動車独特の凸凹編成を楽しむのも結構。偉そうなことを書いていますが、私自身後者のほうでして、キハ48やキハ40の隣にキハ07やキハ09、キニ05がいたりします。
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