C10の概要 |
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明治から大正時代になると機関車は大型化し、デンター機関車が主流となってゆきました。その一方でローカル線などで使用されるタンク機関車は新たに製造されることはなく、明治時代の車輌を使い続けていました。昭和に入り大都市近郊の小運転を実施する際、小回りがきくタンク車が適当とされましたが、明治時代に製造されたタンク車のみとなっていたため、近代的な国産タンク車を製造することとなりました。 こうして誕生したC10は東京・大阪・名古屋などの大都市近郊の短区間運転に使用されましたが、次第に電化や気動車化によって活躍の場を失っていった。活躍の場を入換などに移す一方、ローカル線の運転につくものもありましたが、軸重が重く、使用できる路線が限られていました。この軸重を軽くし、このようなローカル線にも入線できるようにしたのがC11です。入換に使われていたC10もC11が余剰になるとこれに置換えられ次第に廃車されるようになりました。 多くが廃車される中、8がラサ工業の入換用に払い下げられ、運転廃止後は静態保存されたました。のちに大井川鉄道に移り、動態保存されているのは皆さんもよくご存知と思います。 |
性能データ | |||
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全長 |
全高 |
自重 |
軸配置 |
12650mm |
3885mm |
69.7t |
1-C-2 |
使用蒸気圧 |
出力 |
最高速度 |
軸重 |
14→15kg/cu |
610馬力 |
85km/h |
12.93t |
シリンダ径 |
動輪径 |
製造期間 |
軸距離 |
450mm |
1520mm |
昭和5年のみ |
4200mm |